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2011/01/06

アメリカで永住する為に知っておきたい100の事 ②年金その2

今日からシバレまくってる北海道です…。寒い…。

さて、本日役所に行く用事があったので、ついでに年金の事を聞いてきました。
親切にも、そこでわからない事は本部にまで電話し、聞いてくれたので事務の人へはまさに好印象confidentと言った感じです。

そこで、まずは年金のおさらい。

  • 日本で老齢年金を受給する資格が発生するのは、年金を通算25年以上掛けている場合
    ※しかし、海外へ転出届を出していて、それまで(留学、転出届を提出するまで)の期間中に掛けていた年金に関しては、「そこまで」の期間の掛け金に対しては、年金は支払われる模様。(60歳とかで海外転出していれば別ですが、20代、30代で転出した場合はあまり期待できる額はもらえないでしょう。)
  • 海外転出届を提出した場合、国民年金を支払う義務は消失する。しかし、任意での加入は可能であり、加入した場合、月払い、年払いで支払う事が出来る。
  • 受給年齢は、現在は60歳からですが今後65歳に引き上げられますので、30代の方であれば65歳ないし、今後の見込みでは70歳にならないと年金がもらえない仕組みとなる

簡単に言えば、こんな感じです。

さて、問題のアメリカに永住した場合、海外転出届を提出しますので、日本の年金は必然的に支払う義務がなくなります。
しかし、私のように、もう年金を20年近く掛け続けている(しかも、全て国民年金よりも高額な厚生年金や共済年金)場合は、もう少し頑張って掛け続けていれば当たり前の額の年金が支給されるのでここは捨てがたいところです。そんな場合は、任意加入の申し込みをし、海外に居ながら日本を年金に加入し続ける事が出来ます。

では、アメリカで職を得て、アメリカの年金制度(ソーシャルセキュリティ制度)に加入し場合、どうなるのか。

  1. 日本の年金も掛け、アメリカでも年金を掛け、受給年齢に達した際にどちらの国からも年金が受給されるのか?
  2. アメリカで年金制度に加入したら、日本の年金は止めアメリカだけにした方がいいのか?

…等々、色々な疑問が出て来ます。

そこで、先日の日記でお話しした「日米社会保障協定」というものが出て来ます。

この日米社会保障協定とは、

社会保障協定とは何ですか?社会保障協定を締結する背景・目的

国際的な交流が活発化する中、企業から派遣されて海外で働くことや、
将来を海外で生活される方が年々増加しています。海外で働く場合は、
働いている国の社会保障制度に加入をする必要があり、日本の社会
保障制度との保険料と二重に負担しなければならない場合が生じてい
ます。また、日本や海外の年金を受けとるためには、一定の期間その
国の年金に加入しなければならない場合があるため、保険料の掛け捨
てになってしまうことがあります。

社会保障協定は、
○「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度を二国間
で調整する(二重加入の防止)
○保険料の掛け捨てとならないために、日本の年金加入期間を協定を
結んでいる国の年金制度に加入していた期間とみなして取り扱い、その
国の年金を受給できるようにする(年金加入期間の通算)ために締結し
ています。

以上、日本年金機構HPより抜粋

…という事で、簡単に言えば「二重掛けを防止する」協定という事になります。

「二重掛けを防止する」という事は、日本の年金に加入していれば、アメリカの年金には加入しなくてよい、または、アメリカの年金制度の加入を免除できる。という事にな
ります。

では、アメリカ(または社会保障協定国)での年金制度の加入免除を受けるのはどうしたらいいのか?となると…。以下の条件が必要のようです。※以下、抜粋

日本の社会保障制度に継続して加入する人

《被用者の場合》

日本の社会保障制度のみに継続して加入し、協定相手国の社会保障制度の
免除を受けるためには、次のすべての条件を満たす必要があります。

 1. 日本の社会保障制度に加入していること

 2. 派遣期間中も日本の事業所との雇用関係が継続していること*

 3. 派遣期間が5年以内と見込まれる場合であること

* 「雇用関係が継続している」とは、日本の事業主に役務を提供し、その事業主が労務管理をしていることをいいます。

以上を見ると、免除申請ができるのは日本の企業などからアメリカに派遣、
駐在として勤務している人が条件となります。
また、加入する保険制度に関しては、以下のような取り決め(?)があるよ
うです。

005_2 













…という事で、アメリカ永住権を持ち(または、働けるVISA)、雇用主がアメ
リカである場合はアメリカの社会保障制度に加入するようになっているよう
です。

ちょっと長くなりましたが、まとめとして…。

「まとめ」

  • 日本の年金への加入は、海外転出後は加入の義務はなくなるので
    加入はしなくてもよい。しかし、任意の加入はできるため、アメリカの
    社会保障制度に加入(就職し、税が加算されるようになるまで=加
    入義務が発生するようになるまで)できるようになるまで日本の任意
    年金制度に加入する
  • アメリカで雇用された場合は、日本の任意の年金制度への加入を終
    了し(別途手続きが必要)、アメリカの年金制度のみとする
    ※ここで、日本の年金の加入停止手続きをしないまま、払い続けてる
    と二重加入期間とみなされ日本で支払った加入金はムダ(適用外)と
    なりますので注意してください。
    ※お役所さんのお話ですと、日本の年金に任意で加入していて、途中
    からアメリカの年金制度に加入しても社会保険庁同士の関わりがない
    ため、自動的には加入停止にはならないそうです。

アメリカで年金を受給したい場合は、アメリカでの1年6カ月以上の加入期間
に加え、日本での過去の日年金制度への加入期間を合算した際に、通算
でアメリカ年金受給資格の最低40クレジット(約10年程度)あるとその資格が
発生する事となります。ただし、アメリカの社会保障制度の加入期間換算は、
アメリカの加入期間=就労期間とはならないようなので、その期間に関して
は個人で確認が必要との事です。

各国の年金制度の一覧が表となってありますので、そちらも参照してください。

各国の年金制度

参照HP

日本年金機構(社会保障協定概要)
日本年金機構(アメリカの年金制度概要)

※日本年金機構のHPの中には、色々なリンクもありますので、アメリカのみ
ならず各国協定を結んでいる国の情報を見る事が出来ますので、参照して
ください。

ちなみに…
もし、日本の年金に任意加入する場合、その支払い方法もちょっと変えるだ
けで節約できます。以下のリンク参照

保険料について

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